デラニウム 技術資料

住友ベークライトのデラニウム技術資料となります。


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2.ボルト固定(1)部材●ボルト:直径5mm以上のものを使用してください。●ワッシャ:鋼またはステンレス鋼のみがき丸を必ず併用してください。(2)ボルト穴の位置●材料の端から穴の中心までの距離は、穴の直径の2倍以上とってください。●ボルト穴はボルトの直径より1〜2mm程度大きくあけてください。(3)ボルト穴部の引張り限界荷重ボルト穴の径と位置による「ボルト穴の引張り弾性限界荷重」は、次のとおりです。穴径D(mm)末端距離e(mm)e/d51051015201020301234123弾性限界荷重Fε弾性限界応力δε(N)312.6549.2626.3651.6621.9933.61012.0(N/mm2)20.836.641.843.420.731.133.7●ボルト数およびボルトピッチボルト数は次式より求めます。これによりボルトピッチも決まります。N:ボルト数W:取付けられた板の面積全体にかかる荷重(kgf)S:安全率(一般的に3程度)Fε:ボルト穴1個の弾性限界荷重(kgf)N=WSFεδε=Fε/t/D、t=板厚(mm)、D=穴径(mm)、e=末端距離(mm)●締め付け強さトルク15kg・m以下で締め付けを行ってください。強く締めすぎるとアルミの断裂が生じたり、穴部の強度が低下することがあります。114.デラニウムの接合・接着


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