>> P.13
デラニウムはデラニウムどうし、または、他部材との接合や組立加工品等に接着剤を使用して接合、組立てができます。(1)デラニウム推奨接着剤デラニウム推奨接着剤を下記に示します。注意デラニウムおよび被着体それぞれの表面処理状態によって接着性は異なります。接着された製品の使用環境の温度や湿度等、また荷重の受け方等により、使用する接着剤が異なりますので、予め接着剤メーカーに相談の上使用されるようおすすめします。メーカー名エポキシ樹脂系変成シリコーン系合成ゴム系品番セメダイン㈱セメダイン㈱コニシ㈱内容#1500系PM300G-10推奨品接着剤(2)接着剤使用上の注意●デラニウムの面材アルミニウムの生地に面する所に使用する接着剤は、アルミニウムを腐食させる物質を含む接着剤は使用しないでください。例えば、デラニウムをパネル等に使用する場合に、補強や結露防止用として発泡スチロールを貼ることがあります。発泡スチロール単体ならば酢ビ系が一般に使用されますが、酢ビ系接着剤はアルミニウムを腐食させるので、デラニウムと発泡スチロールの接着には使用しないでください。●補強材等の接着によるソリ線膨張率の異なる材料を熱硬化性樹脂系接着剤を使用して貼り合わせた場合、バイメタルの原理でソリが生じることがありますので、異材との接着には弾性系の接着剤を使用してください。●ヒケデラニウムに木材等を接着する場合に、デラニウム面材のヒケを生じることがあります。この現象は、接着剤が凝固するときの接着剤自体の体積収縮によりデラニウムが引き寄せられて生じる場合と、線膨張率の異なる被着体を高温で長時間乾燥養生させたとき線膨張率の違いにより生じる場合があります。これを防止する方法として、熱硬化性樹脂系の接着剤を使用する場合は体積収縮率の小さい接着剤を選定するか、または弾性接着剤を使用することをおすすめします。●デラニウムの塗装面と他部材を接着する場合、デラニウムの表面をサンドペーパー(#400〜#600)で粗した方が接着性は良くなります。134-2接着1.接着剤4.デラニウムの接合・接着