デラニウム 技術資料

住友ベークライトのデラニウム技術資料となります。


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7-3クリーニング7.デラニウムの保管・表面保護デラニウムはその表面に付着したごみやほこりを適宜清掃し、除去することにより、いつまでも美しい外観を保つことができます。以下にその汚れの状態に応じたクリーニング方法を示します。(1)クリーニング方法●軽度の汚れの場合●水または温湯を用いて柔らかい布で拭き取ります。●市販の中性洗剤をつけた柔らかい布で表面の汚れを除去し、水洗後乾拭きをします。●中程度の汚れの場合●市販の中性洗剤をつけたスポンジで強く払拭し、汚れを除去し、水洗後乾拭きをします。●アルコールを10%〜20%加えた水をつけたスポンジで強く払拭し、汚れを除去し、水洗後乾拭きをします。●著しい汚れの場合●市販の中性洗剤、またはアルコールを10%〜20%加えた水をつけたスコッチブライで表面をこすり、汚れや腐食生成物を除去し、水洗後乾拭きをします。●ベンジン、シンナー等の有機溶剤を用いて布で拭き取り、水洗い後乾拭きをします。●#600以上のサンドペーパーにて表面を軽くこすり、その表面に適した同色の塗料で補修塗装を行います。(2)クリーニング上の注意●汚染物除去に研磨製クリーナーやスチールウールを使用しますと塗膜を傷めるので使用しないでください。●アルミニウムは酸やアルカリ性物質には強く反応しますので、酸性やアルカリ性洗浄剤は使用しないでください。●市販のクリーナーは成分をよくチェックし、試験的に見え隠れ部の小部分に使用し、塗膜の変色、軟化等がないことを確認してから使用してください。●MEK(メチルエチルケトン)、トリクロルエチレン、シンナー等の有機溶剤を使用しますと塗膜がはげたり、艶落ちしたりしますので使用しないでください。●汚れの程度が激しい場合でも、軽度の汚れから中程度の汚れへと順を追って汚れを除去していくことが望ましいです。25


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