ポリカエース 技術資料

ポリカエースの技術資料となります。


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32-2機械的性質歪応力一般に引張り強さとは降伏応力(図1のσy)のことをいいます。この降伏応力(σy)を境として、材料は塑性流動による変形を起します。ポリカエースの引張り強さと温度の関係を図2に示します。ポリカエースは耐熱性にすぐれ120℃においても、引張り強さは34.3MPaと高い値を保持します。1.引張り強さ(ASTMD638)10080604020-4004080120160温度(℃)引張り強さ(MPa)図1ポリカエースの応力-歪曲線図2ポリカエースの引張り強さ温度特性2.曲げ強さと曲げ弾性率(ASTMD790)ポリカエースの「曲げ強さ」、および「曲げ弾性率」の常温(20℃)での数値は、曲げ強さ………93.1MPa曲げ弾性率……2,350MPaです。15010050-4004080120160曲げ強さ(MPa)温度(℃)432-4004080120160温度(℃)1図3ポリカエースの曲げ強さの温度特性図4ポリカエースの曲げ弾性率の温度特性降伏応力σy=58.8〜68.6MPa破断応力σb=63.7〜68.6MPa降伏歪(伸び)εy=4〜8%破断歪(伸び)εb=70〜100%試験片:ダンベル型引張り速度:0.5cm/min(×103MPa)曲げ弾性率


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