ポリカエース 技術資料

ポリカエースの技術資料となります。


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5●疲労一般に材料にくり返し応力が作用すると材料の初期強度より低い値で破断します。ポリカエースが繰り返し応力がかかる所に使用される場合、強度計算として表4の最高許容応力を使用します。●クリーププラスチックに一定の荷重をかけ、放置しておくと、変形が時間とともに増大します。この現象を「クリープ」とよびます。ポリカエースのクリープ特性は熱可塑性プラスチックの中ではすぐれた部類に属し、高温下でもクリープの値が小さいのが特長です。●応力緩和プラスチックの一定の変形を長時間にわたって与え続けると、変形に対応して生じた応力が減少して行きます。この現象を「応力緩和」とよびます。ポリカエースの応力緩和は、クリープと同様に、高温下でもすぐれた特性を有しています。4.疲労とクリープ〔23℃〕1.61.41.21.00.80.60.4変形率0100200300400500600700800900100054321変形率(%)時間(hr)実線:23℃(変形率は左側を見る)点線:100℃(変形率は右側を見る)(%)29.425.522.619.619.115.77.83.9(MPa)〔100℃〕10080604020000.51.01.52.020℃70℃100℃80℃120℃130℃残留応力時間(hr)(%)図9ポリカエースの引張り応力緩和曲線(初期荷重9.8MPa、但し温度120、130℃の場合は4.9MPa)図8ポリカエースの引張りクリープ表4ポリカーボネートの許容応力最高許容応力MPakgf/cm2)引張圧縮間けつ負荷(室温)27.5(280)41.2(420)23.5(240)23.5(240)20.6(210)20.6(210)27.5(280)41.2(420)13.7(140)13.7(140)16.9(70)16.9(70)間けつ負荷(52℃空気中)間けつ負荷(100℃空気中)間けつ負荷(室温、湿気、蒸気中)永久負荷(室温)繰り返しまたは振動負荷


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