ポリカエース 技術資料

ポリカエースの技術資料となります。


>> P.68

68万一、塗料、グリース、シーリング材などで汚れた場合は、付着直後ないしは乾燥前であればエタノールかイソプロパノールを柔らかい布に湿らせて拭き取ってください。乾燥後の汚れ除去は困難ですので注意してください。①埃など堅いゴミが付着している場合は、まず、水を充分にかけるか、水を充分に含んだ柔らかい布で表面を濡らしながら、ゴミを流し落としてください。②の後、柔らかい布、またはスポンジを用いて、ぬるま湯で薄めた中性洗剤で洗浄してください。(中性洗剤を薄める濃度は、各中性洗剤の標準使用法に従ってください。)③次に、中性洗剤の付着した表面をきれいな水で洗い流します。④最後に柔らかい布で完全に水切りをしてください。「応力が存在する状態」とは、①不適正な条件で穴あけや切断がなされたとき。②曲面にして取付けられたとき。③ボルト等で強く締付けられたとき。④その他、使用時に外力が加えられているとき。限界応力による溶剤の分類2.塗料、油類などの汚れ除去について直射日光下や強制曲げ施工のように応力のかかっている状態では、溶剤でふくとクレージング(表面の細かいヒビ割れ)を生ずることがありますので溶剤の使用は避けてください。3.洗浄について参考参考試験方法試料:1mm厚ポリカエース方法:4分の1楕円法条件:20℃、1min浸漬溶剤限界応力メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、エチレングリコールA200kgf/cm2以上1.2ジクロルエタン、クロロホルム、テトラヒドロフラン、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブB100〜200kgf/cm2四塩化炭素、ジオキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン、メチルイソブチルケトンC100kgf/cm2以下注意注意ポリカエースに応力が存在する状態では、通常問題のない洗浄剤でもクレージングやクラックを発生させることがありますので注意してください。


<< | < | > | >>