ポリカツインフリー 技術資料

住友ベークライトのポリカツインフリー技術資料となります。


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4-5耐薬品性(1)耐薬品性について表3ポリカーボネートに影響を与える主な薬品ポリカーボネートは一般的にアルコタイプ該当する薬品ール、油類、塩類、弱酸などに安定であり、弱アルカリ、強酸にもある程度白化する(加水分解劣化)苛性ソーダ、苛性カリ、アンモニアなどの水溶液耐えます。しかし、強アルカリ、強酸、芳香族系炭化水素、塩素系炭化水素には膨潤、黄変する溶解、分解する傾向があります。膨潤白化する注意常温、無負荷のときには安定であっても、高温および荷重がかかった状態では影響の出る薬品もありますので注意を要します。表3にポリカーボネートに影響を与える主な薬品を示します。溶解する硝酸、過酸化水素などの水溶液、塩素ベンゼン、トルエン、キシレン、ジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸メチル、酢酸エチル、トリクロロエチレンメチレンクロライド、エチレンクロライド、テトラクロロエタン、トリクロロエタン、クロロホルム(2)ポリカーボネートの耐薬品性(室温および75℃に於て)表4耐薬品データ試験片の大きさ:長さ63.5mm、巾6.3mm、厚み3.2mm()内は75℃の値で、いずれも30日間浸漬後の値である。無機塩薬品名食塩15%重量変化+0.14%硫化ソーダ15%+0.13(15%)(+0.22)塩硝化酸カカリリ(15%)(+0.15)15%15%+0.14+0.15(15%)(+0.21)重クロム酸カリ15%+0.15(15%)(+0.31)15%(15%)10%+0.14(+0.15)(+0.25)塩化カルシウム硫酸ソーダ<判定基準>○:変化なし△:白濁・黄変・その他の変色×:クラック・膨潤・溶解外観変化変化なしクラック少し変化なし表面くもり、クラック少し変化なし〃クラック少々変化なしクラック少々変化なしクラック少々〃○×○×○○×○×○××7


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