ポリカツインフリー 技術資料

住友ベークライトのポリカツインフリー技術資料となります。


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7.ポリカツインフリーの設計基準7-1一般住宅施設の場合1.積雪荷重(建築基準法施行令第86条)積雪荷重(P)は、積雪の単位荷重(ρ)、その地方における垂直積雪量(d)、勾配による屋根形状係数(μb)を乗じて計算します。P=ρ・d・μb:積雪荷重(N/m2):積雪の単位荷重(N/m2・cm):垂直積雪量(cm)Pρdμb:屋根形状係数※単位の換算率表N/m219.80665kgf/m21.01972×10-11[例]1000(N/m2)=1000×0.101972=101.972(kgf/m2)=1000÷9.80665=101.972(kgf/m2)●積雪の単位荷重(ρ)の求め方一般地域で、20(N/m2・cm)多雪地域で、30(N/m2・cm)とされています[多雪区域:垂直積雪量が1m以上の区域(特定行政庁が定める)]●垂直積雪量(d)国土交通大臣が定める基準に基づいて、特定行政庁が規則で定める数値とします●屋根形状係数(μb)μb=cos(1.5β)μb:勾配より決定される屋根形状係数β:屋根勾配(°)[β>60°の場合、屋根形状係数:μb=0とします]<計算例>Q:垂直積雪量1.5m、屋根勾配30°における積雪荷重は?A:・垂直積雪量が1mを超えているので、積雪の単位荷重:ρ=30N/m2・cm・条件で提示されるように、垂直積雪量:d=150cm・屋根勾配30°とされているので、屋根形状係数:μb=cos(1.5×30°)=0.841・したがって、積雪荷重:P=ρ・d・μb=30×150×0.841=3784.5N/m2≒385.9kgf/m222


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