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3.デラニウムの機械加工3-1切断・切削加工1.切断加工デラニウムの切断には丸鋸、帯鋸、ジグソー、シャーリングなどが使用できます。(1)直線切り●丸鋸(パネルソー)丸鋸による切断性は刃の回転数よりも送り速度により影響されます。回転数は3000から7000rpmの間であれば切断可能ですが、送り速度が200mm/s以上になると切断面が粗くなります。従って丸鋸による切断で良好な切断面が必要なときは、送り速度を100mm/s前後にしてください。●帯鋸帯鋸による切断が可能です。ただし、切断面は粗いので断面仕上げが必要となります。●シャーリングシャーリングによる切断が可能です。ただし切断面の芯材(ポリエチレン)に若干のダレが発生します。(2)曲線切り●糸鋸曲線切り、切り文字等の切断には糸鋸による切断が適しており、美しい仕上がりを出せます。糸鋸刃の歯数は2〜4山/cmを使用してください。●ジグソー施工現場などでデラニウムの曲線切り、直線切りをするとき、ジグソーでの切断が可能です。2.切削加工デラニウムの切断面に仕上げ切削加工が必要な場合は、木工用のカンナ盤、ホゾ取り機、金属加工用のフライス盤、シェーパー、プレナー等によって良好な切断面を得ることができます。仕上げ切削加工した切断面は極めて平滑になり、アルミニウムとポリエチレンの接合部が明確になり、美しさを演出します。切削加工の場合、刃の形状により様々な形状の端部加工が行えます。●端部加工端部形状備考一般的な仕上げ断面家具、ディスプレイ等で、手や足などが触れるところでは、アルミのエッジを取ることにより怪我などを防げます。6