グランテリアGS 技術資料

グランテリアGSの技術資料となります。


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5.耐水性試験5-1基本吸水率ポリスチレンの吸水量は少ない傾向にあります。ポリスチレンアクリル右表にアクリルとの比較を示します。(試験法はJISK7209に基づく。)吸水率(%)0.040.325-2飽和吸水試験浴室では水蒸気による吸水が常に考えられるので、その環境を想定して試験しました。試料を充分吸水させる為に約1ヶ月間水中に浸漬させた後、物性変化を試験しました。評価項目単位測定値保持率引曲張げ強強ささ曲げ弾性率MPaMPa×102MPa50923298101103吸水による物性変化は見られません。5-3吸湿による実用テスト(反り)引違い式浴室ドアに実際に取り付け、経日による反り量を測定しました。1.試験方法ドアサイズ:869×872mm使用材料:GS100-R35S()3mm:GM100-R35S(MMA)3mmPS環境条件:31℃×93%〜23℃×60%2.試験結果1日10日30日1年3年9年GS100-R35SGM100-R35S040.570.510112221414GS100-R35S(PS)はGM100-R35S(MMA)より非常に反り量が小さいことがわかります。4mm以上の反りになると目立った反りが観察され、9mm以上になると開閉が困難になります。GS100-R35Sの反り量が小さいのは、吸水率が小さいという樹脂特性によるもので浴室パネル等に適していることがわかります。6


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