工業材料シリーズ 技術資料

工業材料シリーズの技術資料となります。


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★プラスチック(Plastics)とはプラスチックという言葉は、わたしたちに、気持ちの良いひびきをもたせ、やわらかい感じを与える。辞書を調べると、その語源はギリシャ語の「プラステイコス」で、「生長する」、「どんな形にもなる」、「柔かい」……等の意味であり、英語では「可塑性」のあるという意味に使われている。名詞にした場合は、英語なら「プラスチックス」と複数の形にされているが、日本語ではどうも語呂がわるくJISでも「プラスチック」とよぶことにきめている。(JISK6900)★有機化合物であり物質として本質的には即ち、動物や植物のような生物から出来た天然高分子か、石炭、石油、塩、水、空気等からつくられた合成高分子で炭素を骨格とするもの(少くとも現在までのところは、これが大半)。1-1.プラスチックの概要即ち、最終の状態は固体であるが、つくる過程では、熱および圧力により流れの現象を経てつくられ、力を加えて形をつけた後は、力を除いても変形しない性質をもったものをこう呼んでいる。※「プラスチック」…繊維、ゴム、塗料、接着剤は除くプラスチックの性質は、ゴムと繊維の中間であって、ゴムより大きく繊維より小さい分子凝集力を持つ。★高分子物質であり即ち、分子量の極度に大きいもの(分子量10,000以上)。★可塑性をもったもの1-2


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