工業材料シリーズ 技術資料

工業材料シリーズの技術資料となります。


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第1章⑦超高分子量ポリエチレンUHMW-PE(UltraHighMolecularWeight)Polyethylene通常の高密度PEと同じく、チーグラー触媒による低圧重合法により製造される。我が国では1958年、三井石油化学で工業化された。汎用HDPEには見られない物性上の特長を有し、エンジニアリングプラスチックとしての用途展開が期待されたが、超高分子量なるが故に成形加工に難があり、需要量も他のエンプラに大きく水をあけられていた。当初成形加工方法は圧縮成形のみであったが、最近では、2軸及びラム押出機による押出成形や、射出成形、連続シート成形、ホットスタンピング法などが開発されつつあるが、まだ汎用的ではなく、今後の加工技術開発が期待されている段階である。このため品質を十分に生かしきった用途開発には至っていないが、耐超低温特性の応用は今後注目される。●構造式●特長1)2)3)4)5)6)耐衝撃強さが大きく、低温でも低下しない。耐摩耗性にすぐれ、自己潤滑性にすぐれる。吸水性がなく、耐化学薬品性にもすぐれる。電気特性にすぐれる。耐寒性にすぐれ、-269℃までの使用に耐える。無毒である。●主な用途例1)2)3)4)5)ライニング:各種ホッパー、サイロのライニング食品機械:ホッパー、ロール化学機械:バルブ、ポンプ、ガスケット製紙機械:サクションボックスカバースポーツ:スライダー、スケートリンク1-19


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