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第1章⑥ジアリルフタレート樹脂(Polydiallylphthalate)PDAP1939年、T.F.Bradelyによって発見され、1946年にW.Simpsonのジアリルフタレートに関する重合反応の基礎研究から工業上有用なB-ポリマーが発見された。ShellChemical社から提出されたジアリルフタレート樹脂が電気的にすぐれていることから成形材料として採用され、1952年MILP-14Dに規定され、今日に至っている。我が国では1960年、輸入プリポリマーを用いて、不動化学工業が成形材料の市販を開始して以来、生産販売されるようになった。●構造式●特長1)2)3)4)注型及び成形材料(FRP)で成形する。電気特性にすぐれ、高湿度下でも絶縁抵抗の変化が少ない。耐水性にすぐれる。耐熱、耐薬品性にすぐれる。●成形加工条件温度圧力150~170℃2~19.6MPa〔20~200kgf/cm2〕硬化時間1分/厚さ1㎜●主な用途例(可塑剤、架橋を除く)1)2)3)電気部品:スイッチ、コネクター、ソケットなど機械部品:信号機器、タンク化粧板類:家具、化粧板1-35