工業材料シリーズ 技術資料

工業材料シリーズの技術資料となります。


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ガラス主な原料としては珪石(炭酸珪素)、炭酸ソーダ(珪石を溶かす)、石灰(炭酸カルシウム)などがあげられる。プラスチックや金属と比較してみると、・ガラスの長所は・熱に強い、燃えない・かたい、傷がつきにくい・薬品に強い、錆びない・光・電気・磁性などにすぐれた性質がある・ガラスの短所は・張力に弱い・熱の不良導体である・異常膨張する特性がある・高温で急激に粘度が低下する・高温で失透する★ガラスの種類ガラスの種類は分類方法によって様々だが、大きく分けると下記の4種類に分けることが出来る。①ソーダ石灰ガラス一般の窓ガラス・瓶類などに使われる。比較的安価で縁の厚いものは割れにくく、たたくと濁音がする。②鉛ガラスクリスタルガラスとも呼ばれて高級グラス・シャンデリアなどに使わる。重量感があり、光沢がよく光の屈折率が高い。ソーダガラスとは、重さ、光沢などで区別がつく。叩くと金属的な澄んだ音がする。③ホウケイ酸ガラス耐熱ガラスは、原料に耐熱性が強いホウ酸を加えることで、熱に強くしたガラス。④石英ガラス99.999%クオーツ(水晶)で耐熱性にすぐれ、光ファイバーや半導体などに使用される。2-16


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