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ポリプロピレンと同様、カイダックはなだらかな傾斜を示している。前記10%カセイソーダに述べたようにぜい性破壊を起こし難い事を示している。ただし、ポリプロピレンは50%硫酸では時折クラック状のワレの事故が報告されている。これは次の応力緩和試験で判断される。(2)カイダックの応力緩和材料に一定の変形(ひずみ)を与え、一定の温度下で時間とともに内部応力が減少する現象を応力緩和と呼ぶ。すべての緩和限がはっきり出ている。緩和はすべて物理的に起こっており化学緩和(劣化)は起こっていないと判断される。-354