>> P.151
第4章第4章ポリプロピレンは、クラックの発生を伴う急激な化学劣化が起こる事を示している。ポリプロピレンは重量変化の試験では全く問題なかった。(3)カイダックの疲労一定の荷重を繰り返して、材料に与えたときの性質を調べる試験。一般にS-N曲線(振幅応力-繰り返し数)で表され、限界応力がつかめるとともに曲線より破損の特性がわかる。カイダックは非常にゆるやかな傾斜を示している。これはぜい性破壊の起こる可能性が非常に少ない事を示している。一方、硬質塩化ビニル板は図の様に傾斜が急に落ちている。これはぜい性破壊が出やすい事を示している。10%カセイソーダでは、限界応力が低下している。しかし、カイダックは硬質塩化ビニル板より下がる程度が少ない。4-36