>> P.200
(例)内径900㎜、補強間隔2mの丸ダクトをA777Sで作りたい。内圧は-1.96kPa〔-200㎜Aq〕、使用温度40℃とした場合の板厚を求めよ。900㎜2000㎜塩ビアングルL-50×50×6t(解)板厚を5㎜に設定してつぶれ圧力を求める。はじめに、D/t=90/0.5=180、L/R=200/45=4.4を算出し、つぶれ係数を図より求めると、K=16となる。E=2844〔2.9×104〕×0.85=2417MPa〔2.465×104kgf/㎝2〕※設計に弾性率を用いる場合には、バラツキなどを考慮して各温度での弾性率値の85%を適用する。D=90㎝t=0.5㎝を式に代入する。P=KE3⎟⎠⎞Dt⎜⎝⎛=0.0676kgf/2㎝3⎟⎠⎞0.590⎜⎝⎛MPaP=16×2.465×410×=.000663⎟⎠⎞0.590⎜⎝⎛P=16×2417×設計圧力は、1.96kPa〔200㎜Aq〕=0.00196MPa〔0.02kgf/㎝2〕であるから0.0066×1/3=0.0022MPa>0.00196MPa〔0.0676×1/3=0.0225kgf/㎝2>0.02kgf/㎝2〕…故に板厚は5㎜とする。OKとなる※ここでA式を適用する際には、真円の程度や初期歪みの影響を考慮し、安全率として1/3を適用する。〈A式より〉〈B式より〉サウスウエルの簡略式を利用すると、3cP0.29Eより3⎟⎠⎞rt⎜⎝⎛=Pc0.29E→t=r0.634㎝=〕4〕×100.00196×〔24170.02〔2.46545×30.29t=※B式については、もともと安全側で計算式を簡略化しているため、0.00196MPa〔0.02kgf/㎝2〕をそのまま適用します。上、A式・B式による計算結果より、6㎜の使用が妥当と考えられる。以6-33