工業材料シリーズ 技術資料

工業材料シリーズの技術資料となります。


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①外圧を受ける円筒ダクトの設計減圧をともなう円筒の設計には、一般にサウスウエルの理論式を用いて計算されているが、この計算は何回も複雑な計算を繰り返さなければならなく、面倒であり時間的浪費もまた大きい。ここでは、次の計算式を利用してつぶれ圧力を算出する。(Pa)〔kgf/cm2〕(MPa)〔kgf/cm2〕(mm)〔cm〕(mm)〔cm〕L(補強間隔)R(半径)とD(直径)t(板厚)に依存する係数PEtDK:つぶれ圧力:板の曲げ弾性率:板厚:円筒の外径:図で与えられる3⎟⎠⎞Dt⎜⎝⎛P=KE第7章つぶれる圧力が15300Pa〔0.156kgf/cm2〕で、実際に作用する圧力は4000Pa〔0.041kgf/cm2〕と約4倍の大きさがあり、板厚は5㎜で十分である。7-42係数K値を求めるためL/R、D/tを計算する。L/R=2000/300=6.7D/t=600/5=120図よりK=9が得られる。E=2940MPa〔30000kgf/cm2〕=2940×106Pa、t=5mm〔0.5cm〕D=600mm〔60cm〕を式に代入して解)板厚を5㎜、補強間隔を2mと仮定する。(厚は何㎜必要か。EI780とする。15300=Pa〔0.156kgf/c2m〕3⎟⎠⎞〕〕〔56000.560〔⎜⎝⎛×〕P×=92940×106〔30000例)外圧4000Pa〔0.041kgf/cm2〕が作用する直径600㎜〔60cm〕のダクトを作りたい。常温使用の場合板(3)丸ダクトの板厚計算(


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