>> P.260
②内圧を受ける円筒ダクトの設計正圧の丸ダクトの場合は丸タンクの式と同じ式を利用する。σ=rPD2t(MPa)〔kgf/cm2〕例)直径1200㎜〔120cm〕、内圧4000Pa〔0.041kgf/cm2〕の丸ダクトをEI780で作る場合の板厚は(4)丸ダクトの板厚、補強の目安丸ダクトにおける塩ビ製の減圧ダクトの板厚、補強の目安表を、下表に示した。目安を立てる時利用して下さい。正圧の場合は減圧に比較して非常に板厚は小さくなるので、6000Pa〔0.061kgf/cm2〕以下のダクトでは下表の500Pa〔0.005kgf/cm2〕に対する板厚、補強を適用すれば十分である。塩ビ製減圧丸ダクト板厚補強目安表(mm)圧力Pa-500-1000-1500-2000-3000-4000温度内径mm20℃板厚3600補強スパン200060℃3200020℃3200060℃3200020℃3200060℃4200020℃4200060℃5200020℃5200060℃5200020℃5200060℃52000補強板厚L50×50×633L50×50×644L50×50×645L50×50×655L50×50×666L50×50×666900補強スパン200020002000200020002000200020002000200020001500補強板厚L50×50×644L50×50×644L50×50×655L50×50×656L50×50×666L50×50×6661200補強スパン150015001500150015001500150015001500150015001000補強板厚L60×60×755L60×60×755L60×60×756L60×60×766L60×60×766L60×60×7661500補強スパン15001500150015001500150015001500150010001000800補強板厚L60×60×755L60×60×755L60×60×756L60×60×766L60×60×768L60×60×7881800補強スパン100010001000100010001000100010001000100010001000補強L75×75×9L75×75×9L75×75×9L75×75×9L75×75×9L75×75×9(5)エキスパンション直管の長いダクトでは温度変化によりダクト本体が伸縮をおこす。例えば、長さ50mでガスの温度が50℃、施工温度20℃、環境温度0~30℃の場合を考えてみると、伸縮量△lは△l=l×α×(t2-t1)=5000㎝×7.0×10-5/℃×(50-0)℃=17.5㎝1ヶ所につき伸縮量を7㎝程度と考えると、17.5÷7≒3となり12~13m毎に3ヶ所エキスパンションを入れる。実際に固定バンド等の摩擦により伸縮量は計算値より少なくなると考えられる。7-43板厚は計算上0.9㎜と非常にうすいものとなったが、直径が1200㎜と大きいため溶接加工、取付等の経験上、板厚は4~5㎜程度が適当である。〕σ=43〔438〕/16=2.69MPa〔27.4kgf/cm2〕(at40℃)t0.9mm0.09cm120〔=〕==4000〔2×.0.2041×〕1069×1200276〔〔4.〕Dσ2Pいくらか。ただし、温度40℃とする。解)許容応力は安全率を16とすると((