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t>1.66×10-2×30=0.498ゆえに、板厚は5㎜以上と一応求められる。逆に50℃から20℃に変化したとき引張り力がかかる。許容応力>熱応力でなければならないから、今、PVCの曲げ弾性率を2940MPa〔3.0×104kgf/㎝2〕、許容応力を7.35MPa〔75kgf/c㎡〕とすると、σT=2940〔3.0×104〕×7×10-5×30=6.2MPa〔63kgf/c㎡〕7.35>6.2〔75>63〕となり計算上は一応安全となる。しかし、ビス部に仮に3倍の応力集中がかかるとする。この時の板の短期引張り強さを58.8MPa〔600kgf/㎝2〕とすると、58.8>3×6.2=18.6MPa〔600>3×63=189kgf/㎝2〕となり安全であるが、長期引張り強さと安全率を考慮すると危険である。又溶接部分、ビス部のノッチ等のため計算値以下の応力でも破壊の可能性がある。以上のように、ビス止めライニングの板厚を計算で求めるには問題がある点に注意しなければならない。板厚は一般に3~6㎜が採用されている。ビス配列は、一般に400~700㎜ピッチで、配列は千鳥配列と並列配列があるが、千鳥配列の方が良い。7-839.15>×10-6×Δtとなる。2⎟⎠⎞bt⎜⎝⎛2⎟⎠⎞bt⎜⎝⎛×Δt<1228.03×π10.37×-(2×)7×10-5ここでb=30㎝、温度が20℃から50℃になったとするとK=8.03(a/b=12辺固定より)ν=0.37より-210>1.66×bt>9.15×-610×302⎟⎠⎞bt⎜⎝⎛図のようなピッチでビス止めする。温度が変化すると板に熱応力が発生する。σr=EαΔt低温→高温になったとき熱応力はボルト止め内の正方形に圧縮力として働くとすると熱応力<限界圧縮応力であれば安全であるから平板の座屈式よりσ=KEαΔt<K22cπEt1-ν(b2122)22Etπ122-ν(b12)2⎟⎠⎞bt⎜⎝⎛)2Kπ12-ν(12αΔt<7-5-7.ビス止めライニングの板厚