工業材料シリーズ 技術資料

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(2)成形用型①使用材料できるだけ表面状態の良いフェノール板のようなものが理想だが、木型でも充分である。高い圧縮力が必要な場合は金型としなければならない。②加圧(圧力)必要圧力成形品の形状や深さによって差はあるが次の様に概略計算できる。P=L×t×S×100〔P=L×t×S〕PLtS:必要圧力:周辺長さ:シート厚さ:加熱時の材料引張強度(N)〔kgf〕(cm)(cm)(MPa)〔kgf/cm2〕必要圧力を計算し、これに合った機械を選定する。③加圧機械○ネジプレス市販のネジプレス機が利用できる。力は最高1960~2940N〔200~300kgf〕が限度。従って皿状のものであれば約10cm角程度しか出来ない。○エアープレスネジプレスのネジのかわりにエアーシリンダーを取り付けたもので、力は980~49000N〔100kgf~5000kgf〕までできる。○ケトバシプレス最も簡単な方法であるが足踏式のため能力が不足がちである。最高980N〔100kgf〕程度の力がある。○電動プレス第8章前記のエアープレスと同様シリンダーのかわりにモーターの力を利用したもの。○油圧プレス能力は一番良いが高価である。エアプレス機と木型を用いた成形風景8-25


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