工業材料シリーズ 技術資料

工業材料シリーズの技術資料となります。


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工業材料シリーズの接合加工には、大きく以下のような種類があり、材料や用途に応じて適切な接合方法を選択する必要があります。また、それぞれの接合方法には長所・短所があり、十分に接合方法の特徴を把握しておく必要があります。3.1接着剤による接合方法3.2溶接による接合方法3.3ビスやリベット、ボルトナットによる接合方法-3-1.接着加工同素材同志の接着、金属、木材、コンクリートなど種々の異素材との接着ができる。接着剤の種類、接着剤の量、温度、湿度、加圧力などによって接着の良否が生じるので、最少限度、次の事項を修得しておく必要がある。(1)基本事項①被着体の性質、実用環境条件(温度、湿度、薬品、屋内外など)をよく理解し、目的に合った接着剤を選択する事。②接着剤を正しく使用する接着技術を修得しておく事。③表面処理を忘れない事。④接合部への応力のかかり具合を考え設計する事。⑤接着剤の性質、性能をよく理解し、その性能が充分に発揮できる様な使い方をする事。また、一般に接着剤は完全に無毒のものは少なく、溶剤を含んだものが多いので取り扱いには充分に注意する事。第8章(2)取扱い注意事項①引火性のものが多いので充分に注意する事。(火災防止)②使用する場所の換気を行う事。(中毒、火災防止)③身体に付けないこと。付着したときはすぐに洗う事。(中毒、炎症防止)④揮発性のものが多いので必らず密栓をする事。(硬化、変質防止)⑤保管場所に注意する事。88-3.接合加工8-33


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