工業材料シリーズ 技術資料

工業材料シリーズの技術資料となります。


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第8章8-61④取付時の締め付け前にも述べたが、ボルトの締め付けは一度かたく締めた後に半回転程度緩めるのが適当である。締め付けすぎによる局部的な応力の発生に注意する。⑤パッキン選定時の注意取付時にパッキンを使用する場合には、パッキンの材質に注意する必要がある。軟質PVC製など可塑剤を大量に含んだものは、プラスチック板に可塑剤が移行し、クラックの発生につながる。一般的に、天然ゴム・クロロプレンゴム・オレフィン系エラストマー(EPDM)等は、可塑剤による影響が少ないが、メーカーによっても異なるため、大きな応力が発生する部分に使用する場合には、事前の検証が必要である。⑥ボルト穴の位置ボルト穴中心から板端までの距離(l)は、ボルト穴径(d)の2.5倍以上が必要である。


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