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サンロイドペットエースは、予備乾燥なしでブロー成形、真空成形、圧空成形等ができます。伸びが良く、偏肉が少なく、最大成形倍率は約4倍まで可能です。また、成形サイクルが早いため、経済性にもすぐれた材料といえます。(形状によって、成形倍率の値は変わりますのでご注意ください。)下記の各材質にて真空成形のテストを行なった結果を見ると、サンロイドペットエースの成形サイクルが最も早いことがわかります。圧空成形対応ならばさらに成形サイクルが短縮されます。材質加熱秒数ドローダウン最大倍率成形秒数MD成形収縮率(%)TDサンロイドペットエース65S70mm4140S0.320.23カイダック透明グレード100S40mm4195S0.470.41ポリカエース110S85mm3180S0.820.82アクリル100S75mm3185S0.540.60下記インクおよび溶剤の組み合わせが、物性低下が少なくかつ印刷成形性能の点で良好な結果が得られます。多色刷りの場合は、一色ずつ十分に乾燥させてインクのひび割れを防止してください。また、顔料の添加量が多いコンクタイプのインクを使用される場合は強制乾燥してください。塩ビ、アクリル用インクも使用可能ですが、インク・溶剤の種類、乾燥条件等によっては、印刷クラックが発生したり、物性の低下を起こすことがありますので事前にテストしてください。なお、印刷インクのクラックが発生する場合には、強制乾燥することをご検討ください。メーカーインク溶剤備考STRT-962PS用インク(株)セイコーアドバンステスト条件板厚3mm成形法真空成形成形型雌(箱状成形型)ヒーター設定温度400℃(上、下)枠温度サンロイドペットエース常温常温カイダック透明グレード常温常温ポリカエース120℃110℃アクリル80℃80℃※塗料についてはご相談ください。ブロー成形真空成形スクリーン印刷板厚3mm成形半球(直径400mm)加熱条件180℃設定加熱時間120〜150秒加工条件型温度※成形品の実用耐熱温度は60℃以下と考えてください。※素材のサイズは500×600mmです。真空成形品圧空成形品熱成形加工加飾加工結果11