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21.2プラスチックの分類プラスチックの分類方法には(1)性質の似たものをひとまとめにする方法(2)原料が何でできているかで分ける方法(3)作り方の似ているものをまとめる方法(4)熱に対する性質によって分ける方法などがあるが、一般に「熱」に対する性質によって分類されている。以上のように大きく2つに分けられる。熱可塑性樹脂熱硬化性樹脂プラスチック<(1)熱可塑性樹脂とは(2)熱硬化性樹脂とは常温では硬いが熱を加えると軟かくなりこれを冷やすと、そのままの形で固くなるが、更にもう一度熱すると再びもとの状態にかえって又別の形にすることができる。このように熱を加えたり、冷やしたりするたびに形を変えて行くことができる性質をもつ樹脂を熱可塑性樹脂という。まず望む通りの形にするときに必ず熱を加える。「流れる」性質があることから軟らかくなり一定の型にはめて、しばらく放置しておくと化学変化が進んで固くなる。一度固まってしまったものは再び加熱しても、もう二度と軟らかくならない。つまり二度と形を変えることはできない。このような性質をもっている樹脂を熱硬化性樹脂という。