プラスチックの基礎知識

住友ベークライトのプラスチック基礎知識(技術資料)となります。


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10●構造式⑦変性PPEModifiedPoly(phenyleneether),ModifiedPPE●製造法●開発の歴史A.S.Hayによる酸化カップリング技術を基礎にして、ポリ(2,6-ジメチルフェニレンエーテル)をGE社(アメリカ)が工業化したのは1965年であるが、1967年には成形加工性を改良した変性PPE<ノリル>を商業化した。我が国では1971年に生産が開始され、1979年には旭ダウ(現、旭化成)より同系統の樹脂が上市された。この間5大エンジニアリング樹脂の一つとして、特にすぐれた電気的性質を武器に着実に成長を続けている。●特長1)変性前のPPEは耐熱性、電気特性、機械特性のすぐれた高分子であるが、加工性に難点がある。2)このPPEをべースに、要求特性に応じて加工特性とのバランスを考慮して一連のグレードが開発されている。荷重たわみ温度で見ると改質の程度に応じて、90℃~175℃という幅をもつ。3)難燃化が容易で耐水性も良好である。●成形加工条件射出成形シリンダー温度260~280℃金型温度80~90℃●主な用途例1)電気・電子:コネクター、スイッチ、タイマー、アダプター、リレー、リレーソケット、コイルボビン2)家電:テレビ、ビデオカメラ、オーディオ機器、エアコン、加湿器3)機械:複写機、プリンター、ファクシミリ、カメラ、プロジェクター、時計、計測器にポリスチレンなどをブレンド,グラフトさせて変性したもの酸化カップリング脱


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