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20●構造式⑰ポリブチレンテレフタレートPoly(1,4-butyleneterephthalate),PBT●製造法●開発の歴史1940年代から知られていたポリエステルであるが、工業的には1970年、アメリカのCelanese社により<X-917>として上市されたのが最初である。その後急速に市場開拓が進み、同時にこの樹脂の将来性が高く評価され、5大エンジニアリングプラスチックの一つとして位置づけされるに至った。現在我が国では各社が各々特徴あるグレード展開、品質向上などによりしのぎを削っている。●特長機械的強度、耐熱性、電気的特性、耐薬品性、成形加工性にバランスのとれたエンジニアリング樹脂。特に電気絶縁性、吸湿による電気特性の変化が小さいこと、絶縁破壊電圧が高いことから電気・電子用途に適す。●成形加工条件ほかのエンプラに比較して成形性はすぐれているが、原料中の水分により成形時に加水分解を起こし劣化するので、成形前の予備乾燥が必須である。●主な用途例電気・電子、自動車電装などに幅広く用いられる。SG:1.31エステル化エステル交換オリゴポリ(1.4-エチレンテレフタレート)重縮合