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25●構造式②エポキシ樹脂EpoxyResin,EP●製造法●開発の歴史1939年のドイツのI.G.の特許に始まるが、この特許は戦争のためアメリカで成立しなかった。同じころ、スイスのCiba社の特許は成立し、Ciba社で引きつづき開発研究がなされ、多くの特許が公表された。1946年に原料の一つであるエピクロルヒドリンの多量生産が可能となって初めて商品化された。●特長1)エポキシ樹脂は主剤と硬化剤を組合せ、各種の性質をもつ成形品が得られ、接着剤、塗料にも用いられる。2)耐熱、耐摩耗性、耐薬品性などにすぐれる。3)電気絶縁性にすぐれ、強度にすぐれた成形品も得られる。●成形加工条件1)注型は硬化剤を加え常温又は加温する。2)成形はFRP(BMC、SMC、FWなど)があり、熱硬化性樹脂の成形機で成形される。●主な用途例1)電気部品:コネクター、積層板、耐熱部品2)塗料用:重防食用、フロアリング3)接着剤:構造接着剤SG:1.1~1.4(注型品)、1.6~2.0(GF充てん)ジエポキシドジアミン