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372.1比重(specificgravity)2.物性測定法と物性の見方●ある物質の質量と、それと同体積の標準物質の質量との比。標準物質:個体・液体→4℃の水気体→標準状態(0℃、1気圧)の空気、又は酸素、水素を用いる。●計算重量(例)KD#10005㎜厚、巾1000×長2000㎜板の重量を求める。(但し、比重=1.35とする)。板の重量=厚さ(㎝)×巾(㎝)×長さ(㎝)×比重0.5×100×200×1.35=13,500g=13.5㎏2.2硬さ(hardness=硬度)●物体の硬さを示す尺度であって、一般に試料に他のより硬い物体(普通プラスチックに対しては、鋼球や円錐形圧子)を押し込む際に示す抵抗をもって表わす。プラスチックの硬さを測定する方法に、表のようなものがある。2.3吸水性(waterabsorption)●物体の水を吸収する性質をいい、物体を一定温度において一定時間蒸留水に浸漬した時の重量増加分と元重量との比を百分率で示す。(例)ASTMD570長さ76.2㎜・巾25.4㎜の試験片を23℃の蒸留水に24時間浸漬後の重量増加分と元重量との比。●プラスチックの吸水性はその種類により大幅に異なる。四フッ化エチレン、ポリスチレン、ポリエチレン等は小さく、ナイロン、ユリア等は大きい。一般に吸水性の大小はその材料の電気的性質、機械的性質、耐薬品性及び寸法変化等に影響を及ぼす。プラスチックの硬さ測定法の分類押し込み式ブリネル、ロックウエル、デュロメータ、バーコル、ビッカース反発式ショア引掻式マルテンス、モース、ピアム鋼球圧子針圧子{