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55プラスチックの用途における各種安全基準近年、非関税障壁の撤廃や国際的共同市場の形成が進行している事を背景とし、国際的な安全基準の整合化がおこなわれている。もちろん従来より、公正な取引をおこなうためには、世の中に大量に流通する工業製品の価値判断をする必要があり、その中で特に安全基準は広く重要視されてきた。そして、各国はその基準として各種試験方法あるいは製品の性能等に対して、各々標準規格を設け、場合により法規によってその遵守を義務づけてきていた。しかしながら、近年の規格の国際整合化や安全意識の高まり、また我が国においてもいわゆる製造物責任法(PL法)が制定されたことも影響し、もはや、すべての製品を何らかの安全基準に適合させなくてはならない状況であり、さらに国内の基準はもとより、国際的な安全基準に適合しなければならないケースが増えてきている。ここでは、現時点で当社が把握し得る各種の規格・基準をまとめている。今後の販売活動に資するものとしたい。(注:現時点で可能な限りの情報をまとめているが、すべてが最新情報であることは保証できない。従って、個々の安全基準について重要な判断をする場合は、その都度最新情報を確認されたい。)