ポリカエース 技術資料

ポリカエースの技術資料となります。


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7ポリカエースの脆化温度は、一般プラスチックと比べて極めて低く-135℃です。ポリカエースはマイナス温度においても十分使用に耐えることがわかります。3.脆化温度(ASTMD764)参考4.耐温水・蒸気性ポリカエースは、その主鎖結合がエステル結合ですので、温水や蒸気に長時間触れると除々に加水分解(水による分解反応)が生じ、機械的性質が低下します。耐温水性・耐蒸気性はあまり良くありませんが、成形品の片面のみに温水が接する場合や、温水接触が断続的である場合は、実用上ほとんど問題はありません。ポリカエースを温・・・水中で使用する場合には、十分な検討が必要です。5.燃焼性表7ポリカエースの燃焼試験結果図10温水・蒸気による引張り降伏又は破断応力の変化68.663.758.853.9降伏又は破断応力(MPa)処理時間(hr)脆性破壊0101010101001234120℃100℃75℃75℃片面40℃60℃連続使用最低温度使用条件によって異なりますが約-30℃です。規格結果UL規格〔UL94〕EC105・EC100・ECK100UU0.38〜2.0mm上V-2認定2.1mm以上HB認定EC100R2B(両面)0.45mm以上HB認定ECK(耐候グレード)3.0mm極難燃性認定5.0,8.0,10.0mm不燃性認定ECA(熱線カットグレード)3.0,5.0mm不燃性認定ポリカエースMR3.0,4.0,5.0mm難燃性認定国土交通省[鉄道車輌用材料燃焼試験]ポリカエースは、プラスチックの中では燃えにくい部類に属しており、各種の燃焼性規格に適合しています。


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