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9ポリカエースは一般的にアルコール、油類、塩類、弱酸などに安定であり、弱アルカリ、強酸にもある程度耐えます。しかし、強アルカリ、芳香族系炭化水素、塩素系炭化水素には膨潤、分解する傾向があります。2-4化学的性質1.耐薬品性について注意常温、無負荷のときには安定であっても、高温および荷重がかかった状態では影響の出る薬品もありますので注意を要します。表11にポリカエースに影響を与える主な薬品を示します。表11ポリカエースに影響を与える主な薬品2.ポリカエースの耐薬品性(室温および75℃に於て)表12耐薬品データ試験片の大きさ:長さ63.5mm、巾6.3mm、厚さ3.2mm)内は75℃の値で、いずれも30日間浸漬後の値である。●無機塩<判定基準>○:変化なし△:白濁・黄変・その他の変色×:クラック・膨潤・溶解タイプ白化する(加水分解劣化)苛性ソーダ、苛性カリ、アンモニアなどの水溶液黄変する硝酸、過酸化水素などの水溶液、塩素膨潤白化するベンゼン、トルエン、キシレン、ジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸メチル、酢酸エチル、トリクロロエチレン溶解するメチレンクロライド、エチレンクロライド、テトラクロロエタン、トリクロロエタン、クロロホルム該当する薬品薬品名食塩15%(15%)硫化ソーダ15%(15%)塩化カリ15%硝酸カリ15%(15%)重クロム酸カリ15%(15%)塩化カルシウム15%(15%)硫酸ソーダ10%重量変化+0.14%(+0.22)+0.13(+0.15)+0.14+0.15(+0.21)+0.15(+0.31)+0.14(+0.15)(+0.25)外観変化変化なし○わずかにクラック×変化なし○表面くもり、わずかにクラック×変化なし○変化なし○わずかにクラック×変化なし○わずかにクラック×変化なし○わずかにクラック×わずかにクラック×