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373-3温度変化による膨張収縮ポリカエースの線膨張係数は鉄の約6倍、無機ガラスの約8倍です。したがって、使用サイズが大きくなるほど、温度変化による膨張収縮を充分に考慮しなければなりません。Δℓ=α(t2-t1)ℓΔℓ:度変化による膨張・収縮量(cm)α:線膨張係数(1/℃)t1:使用時の温度(℃)t2:施工時の温度(℃)ℓ:施工時の長さ(cm)例施工温度20℃のとき、長辺100cmのポリカエースは、-20℃では、長辺は何cmか?収縮量(Δℓ)は、Δℓ=α(t2-t1)ℓ=7.0×10-5×{20-(-20)}×100=0.28cmしたがって、板の長辺は100-0.28=99.72cmQ:A:●膨張・収縮量の計算膨張・収縮量(Δℓ)は、次式により求めます。※ポリカーボネート板構造設計基準では、ポリカーボネート板の線膨張係数を7×10-5と規定されているため、ここでは線膨張係数を7×10-5として計算します。