>> P.38
38ポリカエースは荷重を受けるとたわみを生じますが、簡単に破壊するようなことはありません。しかし、あまりにたわみ量が大きいと、取付け部材からはずれたり、あるいは施工対象物の外観をそこなうおそれがあります。通常、全周固定された板が荷重を受けると、板の中央に最大たわみを生じます。ポリカエースの板厚決定には、ポリカーボネート板構造基準に基づき、許容たわみを設定し、その範囲内で板厚を決定します。構造基準は、平板、および曲面板に対して、それぞれの計算方法が用意されています。3-4構造基準と板厚決定3-4-1.平板の場合1.設計手順と条件荷重条件使用板厚サイズ形状たわみ量の計算板厚の決定ああ固定法の検討あ風圧または積雪荷重のような等分布荷重。(非対称荷重が想定される場合は、別途検討)2mm≦板厚≦15mm(防火規制上の制約を受ける場合8mm以下)一区画当たりの最大サイズは10m2以下。正方形、長方形以外の多角形板にも適用。(外接する方形として設計)許容たわみ量=短辺/15以下の範囲内におさまるよう決める。(超える場合は、板厚・サイズを変更する。)サッシのみ込み、もしくはボルト固定で全周固定すること。サッシ深さの計算(参考資料7-2-1の計算方法による)開口部は不可。参考資料7-1-1の計算方法による。