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44〈許容曲げ角度(θ)〉本構造基準によって設計する場合は、曲げの中心角(θ)は90゜以内としてください。θ≦90゜曲面施工の中で、強制曲げできない曲率半径(板厚の180倍R以下)で設計せざるをえない場合は、あらかじめ熱加工してください。熱曲げ施工では、曲率半径の制限は特にありませんが、曲げ角度に制約があります。(2)熱曲げ施工1.設計手順と条件風圧または積雪荷重のような等分布荷重。(著しい非対称荷重が想定される場合は、別途検討)長期荷重の場合には、1.5倍した荷重値を用いる。2mm≦板厚≦15mm(防火規制上の制約を受ける場合8mm以下)一区画当たりの最大サイズ(弦を含む平面への投影部分の見付け面積)は10m2以下。弦を含む平面への投影面が、正方形、長方形に限る。(上記以外の形状は、別途検討)開口部は不可。曲げの中心角は、90゜以内。付録7-1-2の計算方法による。許容たわみ量=短辺/15以下の範囲内におさまるよう決める。(超える場合は、板厚・サイズを変更する。)強制曲げ施工の場合、曲げによる初期応力分を考慮し、算定した板厚を15%増しする。強制曲げ施工の場合には、①屋外用途では、板厚の180倍以上。②屋内用途では、板厚の100倍以上。(超える場合は、板厚・サイズを変更する。)3-6.ボルト固定の内容にしたがって施工方法を検討ください。(参考資料7-2-2の計算方法による)現実的なのみ込み代におさまらない場合には、参考資料7-1-2の図54〜図57から、現実的なサッシ深さから許容されるたわみ量以下におさまる板厚を算定し直します。ボルト固定※曲げの中心角(θ)が90゜を超え、180゜以内で使用する場合は、本構造基準による設計に加え、別途、検討(参考資料7-3に示す座屈強度設計)が必要です。サッシはめ込み固定板厚の決定固定方法の選定使用板厚サイズ曲げ角度形状たわみ量の計算曲げ施工法の選定曲率半径荷重条件サッシ深さの計算