ポリカエース 技術資料

ポリカエースの技術資料となります。


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60ボルト部の板にかかる荷重(σ)は、次式で求めます。ボルト部の板にかかる荷重の計算式〈穴の大きさ〉ボルト穴の寸法は、ポリカエースの夏冬の伸縮を考慮して、ボルトの公称軸径に2〜4mmを加えたルーズホールとしてください。〈穴の位置〉ボルト穴中心から板端までの距離(ℓ)は、ボルト穴径(d)の2.5倍以上必要です。ℓ≧2.5d3-6ボルト固定1.ボルト止めのピッチ板厚によって、ボルト止めピッチを、次のようにしてください。板厚が3.0mm以下……………………ピッチは10〜20cm板厚が3.0mmを超える………………ピッチは20〜30cm※押え板による固定をする場合…ピッチは30〜50cm2.ボルト部にかかる耐荷重σ:ボルト部の板にかかる荷重(kgf)W:取付けられた板の面積全体にかかる荷重(kgf)S:安全率(一般に10程度とする)N:ボルト数図33ボルト止めによる限界荷重1005101520ボルト穴端より板端までの距離ℓ’mm)200300400500100015002000t=10t=8t=8t=6t=5t=5t=5t=3t=3t=3t=2t=1限界荷重P(kgf)厚さ(tmm)10φ8φ6φボルト径(d)ボルト止めによる限界荷重(P)とボルト径(d)、板厚(t)、ボルト穴端から板端までの距離(ℓ’)との関係を図33に示します。このグラフによって、荷重に対する安全性(ボルト部の板にかかる耐荷重σ<Pであること。)が判断できます。3.ボルト止めの部材〈ボルト〉①ボルト径…………5〜12mm②品質………………ISB1180-1985六角ボルト)の4.6または4.8相当以上とします。また、亜鉛メッキ等の耐腐食加工したものを使用してください。〈ワッシャー〉鋼または、ステンレス鋼のみがき丸で、JISB1256-1978相当品以上のものとします。また、腐食に対して配慮したものを使用してください。4.ボルト穴図34PPℓ’ℓ’dℓℓ参考ℓ’Wσ=SN


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