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624-2サッシなどを利用するのみ込み施工ポリカエースを窓として使う場合、板厚・のみ込み代・膨張クリアランス・目地幅などを考慮して「板取り」の寸法を決めてください。1.シート寸法の決定●シート寸法はサッシ内寸に、のみ込み代の2倍の寸法を加えた寸法です。●必要サッシ深さは、のみ込み代に膨張クリアランスを加えたものです。※必要のみ込み代およびサッシ深さは、早見表(表104、105)を参照してください。1.切断面の融着や欠けが発生しないように注意してください。2.材料の表面を傷つけないために、マスキングフィルムを付けたまま切断作業を行ってください。2.切断材料の切断には丸鋸、帯鋸、ジグソー、シャーリングなどを使用します。中でも丸鋸(チップソー)は、寸法精度、切断面の仕上り度合が高い道具としてお奨めしています。注意3.取付け準備●取付け枠の寸法確認と掃除①取付け枠の溝深さ(のみ込み代+熱膨張クリアランス)が基準以上であることを確認します。(表104、105参照)②取付け枠の溝を掃除します。③取付け枠の溝へプライマーを塗布します。プライマーはポリカエースに付着しないように注意してください。●ポリカエースのマスキングフィルムについてポリカエースは、マスキングフィルムをはがさないままで「取付け枠」へ取付け、工事が終わった後、取り除きます。ただし、シーリング部分のマスキングフィルムは、あらかじめ取り除いておきます。マスキングフィルムは直射日光にあたると剥がれにくくなることがありますので屋外での施工では、施工後1週間以内に剥がしてください。注意既製のガラス窓のガラスに替えてポリカエースを施工する場合は、あらかじめ残っているシーリング材を完全に除去してください。シーリング材が残っていると、密着強度が低下します。参考プライマー:アルミ製、鉄製などの取付け枠とシーリング材との密着性を高めるための薬材。