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92(手順—2)計算に使用する板厚の算定こでの板厚0.6cmは、強制曲げ施工時に使用される板厚であり、構造基準で計算された板厚を、最終的に15%増しした板厚に相当します。したがって、計算には、これを15%減じた板厚を使用する必要があります。(以下の計算に使用する板厚)=0.6/1.15=0.522cm(手順—3)図の(縦軸の数値)の算定a/b=3.0であるので、図56のR/a=600/300=2.0のカーブにおいて、横軸:R/t=600/0.522=1150に対する、縦軸の数値を読み取ります。(縦軸の数値)=5.4(手順—4)たわみδの計算δ=(縦軸の数値)×(・p×104)=5.4×10024000×0.027×104=6.075cm(手順—5)施工可否判定(許容たわみ=短辺/15以下)発生たわみ:δ=6.075cm<許容たわみ=短辺/15=6.67cmたがって、短辺の1/15以下のたわみであり、全周ボルト固定では、施工可能です。ただし、全周サッシのみ込み固定の場合は、参考資料7-2-2の計算例に示されるように、4.09cmという非現実的なサッシ深さが必要となります。以下に、現実的なサッシ深さの全周サッシのみ込み固定で使用する場合の、たわみ計算の方法を示します。●現実的なサッシ深さ………2.0cm●ポリカエース………………板厚10mm1.0cm)(手順—6)のみ込み代2.0cmでの許容たわみの算定58のR/a=2.0のカーブにおいて、横軸:a=300に対する、縦軸の許容たわみδを読み取ります。δ=2.7cm(手順—7)計算に使用する板厚の算定こでの板厚1.0cmは、強制曲げ施工時に使用される板厚ですが、この板厚は、手順—1)〜(手順—5)で計算した、使用限度ぎりぎりの許容たわみ条件(短辺/15以下)で、最終的に15%増しした板厚である、0.6cmよりも、十分大きく安全側になっています。そのため、計算にあたっては、これを15%減じた板厚を使用する必要はありません。(以下の計算に使用する板厚)=1.0cm(手順—8)図の(縦軸の数値)の算定/b=3.0であるので、図56のR/a=600/300=2.0のカーブにおいて、横軸:R/t=600/1.0=600に対する、縦軸の数値を読み取ります。(縦軸の数値)=1.75bE