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97図64は次式から求めたものです。r33ttP=AB()……①4rEπ4A=n4(n2-1)E(n2-1)m2B=12(m2-1)P=耐座屈強度(限界つぶれ圧力)(kgf/cm2)E=曲げ弾性率(kgf/cm2)n=へこみの定数γ=半径(cm)=半円のスパン間隔(cm)m=ポアソン数(≒2.6)t=板厚(cm)へこみ定数(n)を、n=2、3、4……と入れたとき、耐座屈強度(P)が設計外圧より常に大きくなるように、板厚(t)及び補強間隔()に適当な値を入れて計算します。試行錯誤のくり返しで、板厚(t)と補強間隔()が求められます。7-3中心角が90゜を超える熱曲げ施工の設計中心角が90゜を超え180°以下の場合の熱曲げ施工は、7-1-2で示した曲面板での計算方法に加え、耐座屈強度により設計を行ないます。1.耐座屈強度ポリカエースを半円形型にした場合の強度の目安を図64に示します。9000800070006000500040003000200010009008007006005004003002001008050302040506080100A2003004005.04.03.02.01.00.5積雪(m)多雪地帯耐座屈強度(kgf/m)2曲げR(cm)2t3t4t5t6t8t10tB図64曲板の耐座屈強度表の見方板厚と曲げRとから、耐座屈強度を求めるものです。例厚さ5.0mmのポリカエースを125cmRにした場合の耐座屈強度は?図64より、1.げRが125cmRなので、A点より上方へ破線を伸ばすと厚み5.0cmとB点で交わる。2.点より左方向へ破線を伸ばすと、約270kgf/m2を示している。これが求める耐座屈強度である。※なわち、板厚5.0mm、曲げR125cmRの曲板は、270kgf/m2未満の設計外圧としなければならないことがわかります。のときの値を積雪量(多雪地帯)に換算すると約90cmに相当します。Q:A:参考座屈強度の計算式条件E=24000kgf/cm2ℓ=スパン100cmn=30までの最小値t=厚さ(mm)Rℓℓ