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-174定の荷重のもとで材料の変形が時間の経過とともに増加して行く現象をクリープと呼び、応力を除いて一も、もとの状態に戻らない。また長時間荷重をかけて変形が増加しても破断にはいたらず、変形が停止する応力の限界をクリープ限と呼ぶ。熱可塑性プラスチックは、高温域ではクリープ限が著しく低いため、注意を要する。一般工業用グレーのクリープ限を下図に示す。硬質塩化ビニル板の実用上のクリープ限は、各温度における引張り強さの1/2(低温)~1/3(高温)を考えれば安全で設計ではこれを利用する。4-4-4.長期引張り強さ(クリープ限)