工業材料シリーズ 技術資料

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7-4第7章(例)図のような水槽(蓋無し、補強無し)をA777Sで作りたい。板厚を求めよ。但し、温度は20℃とする。400㎜400㎜800㎜(解)板厚は、最もたわみが発生すると考えられる800㎜×400㎜(高さ)の面について計算する。補強のないプレート単独の場合、7-3ページ図7-1のA’BCD’の4辺固定と考え計算を行うことから、例題の場合、800㎜×800㎜の四辺固定として計算する。①応力規制より求める方法A777Sの引張り強さを56MPa〔570kgf/㎝2〕(20℃)総合安全率を1/2(クリープ)×1/2(溶接効率)×1/4(安全率)=1/16とすると許容応力はβ:0.308(b/a=800/800=1より)P:0.0039〔0.04〕×2/3=0.0026MPa〔0.027kgf/㎝2〕mm12cm2.1〕6.027〔35.0〔5.3002680)(.00.3082Pa2σ==〕×=t=×β故に板厚は12㎜を使用する。この際のたわみ量は、α:0.0138E:3138MPa〔3.2×104kgf/㎝2〕(20℃のとき)mm7.2cm27.0)2.1(〕3×〔320000026〔3138.080)(027〕.0×0.013843Et4Pa====×αδとなり、短辺の1/200(80/200=0.4㎝)以内にある。②たわみ規制より求める方法(参考)たわみ量を短辺/200に抑えるようなシート厚さを計算する。たわみ(δ):80/200=0.4㎝E:3138〔3.2×104〕×0.85=2667MPa〔2.72×104kgf/㎝2〕(20℃のとき)mm1.11cm11.127200〕.0×〕80)(〔266700264.0×027.0×0.013843Paδ43==〔=Et=αよって板厚は12㎜を使用する。〕㎝〔=〕〔1657056σ=2.6kgf/35MPa5.3


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