工業材料シリーズ 技術資料

工業材料シリーズの技術資料となります。


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第7章(例)比重1.0の塵埃で、粒子の最大平均直径が2.0mmのものを垂直ダクトで押し上げる場合および水平ダクトで輸送する場合の必要風速を求めよ。(解)垂直ダクトでは、V=13.3S+S1d0.57=13.3×1+11×20.57=9.9m/sec水平ダクトでは、0.398=10.5×1+110.398×2=6.9m/secV=10.5S1+Sd室内有害物質の許容濃度有害物質許容濃度(ppm)(mg/m3)一酸化炭素二酸化硫黄二酸化窒素アセトンベンゼン505520010一酸化炭素10二酸化炭素10005513948032ガス(*1)ガス(*2)粉塵(*3)粉塵(*2)微生物(*4)有害物質許容濃度第1種第2種第3種アルミナ・黒鉛など1.5mg/m3石炭・木粉などその他36室内浮遊粉塵0.15mg/m3清浄手術室・無菌病室一般手術室・新生児室病室・診察室10個/m3200以下200~500*1ACGIH(米国産業衛生監督官会議)、日本産業衛生協会*2ビル管理法*3日本産業衛生協会、1980年*4スイス病院換気規則7-24ロ)水平ダクトの中を排除する場合V=10.5S1+S0.398dV:ダクト内気流速度〔m/sec〕S:物質の比重d:物質中最大片の直径の平均値〔mm〕以上で求めた風速に断面積を乗じて風量を決定する。Q=VAQ:風量〔m3/sec〕V:ダクト内気流速度〔m/sec〕A:ダクト断面積〔m2〕②除塵および輸送装置の風量決定排除する物質に比重および最大直径が与えられたとき、次式で求める。イ)ダクトを垂直に立て、その中を排除する場合(気流を押し上げる場合)V=13.3S1+S0.57d


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