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溶接はシートの貼り込みが全て完了して完全に冷却(通常1日置く)してから溶接することが肝要である。シートが冷却していない間溶接すると冷却によるシートの収縮応力が働き、溶接部の破損の原因になる。接続方法は次の3種類の方法がある。第7章(2)コンクリート槽への接着ライニングコンクリートのライニングにおいて注意すべきことは水分とアルカリ分を考慮する必要がある。したがって下地処理の良否が施工の結果に大きく影響するので注意をはらうべきである。①下地処理コンクリート面を平滑にコテ仕上げをし、一週間以上乾燥させたのち次の処理をする。イ)酸処理法5%塩酸溶液をブラシでコンクリート面に塗布し、アルカリ分を中和させ、最後に表面のコンクリート粉(ノロ)を取りながら充分水洗し乾燥(水分率10%以下)させる。ロ)エポキシプライマー処理法防水用エポキシプライマーを刷毛にて塗布する。突合せ間隔が3㎜以上開いた場合、あるいは曲げ応力の働らく場合は当て板補強(b)を用いるとよい。当て板の接着剤は補強シート面のみ接着剤を塗布し加熱接着する。下シートにも塗布すると、はみ出た接着剤を後でふき取るのに手間がかかる。ラップ接着(C)は溶接後ピンホールテストができないためと、段になった所に空気が残り易いため通常用いない。シート厚さ1.0㎜の接合にはこの方法が用いられる。突合せ間隔は2~3㎜程度であれば突合せ溶接(a)を用いる。この場合溶接一本目が大切で下部ノッチが生じない様に、一本目を充分押し込むことが大切である。⑥溶接7-76