工業材料シリーズ 技術資料

工業材料シリーズの技術資料となります。


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第7章コーナー部には応力及び繰り返し曲げ応力がかかり易い。したがって一般に溶接部は母材より強度が低いので、溶接部をコーナーにもって行くのはあまり好ましくない。特にルーズライニングにいえる。よって溶接部は出来るだけコーナー部にこないように考慮するのが良い。コーナー部のシートのRは30㎜以上取る。Rが小さいと(b)のようにコーナー部にくびれを生じて割れることがある。-5-13.皿状底面の施工槽の直径と深さにより次のように貼る。(1)円錐形底面の母線長が50㎝以下の場合、図(a)のように貼り付ける。(2)円錐形底面の母線長が50㎝以上で頂角50°以上のとき図(b)のように2~3分割して貼りつける。(3)円錐形底面が50㎝以上で頂角が50°以下のとき図(c)のように先端にキャップをかぶせ、溶接部が一点に集中しないようにする。(4)図(d)のように2次曲面の鏡板の場合は1次曲面と見なし得るように細分割し貼り付ける。77-5-12.コーナー部の施工7-86


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