工業材料シリーズ 技術資料

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第7章高価である。すべての溶剤に不溶。融点と分解点が接近しているので、焼成に要注意。1回のコーティング厚0.03~0.15㎜実用厚さ0.35~0.4㎜のためには4~10回の焼成が必要。最終焼成後は急冷して結晶化を防止。ペントン比重1.4に近似した液体(トリクロロエチレンとメチレンクロライドの3:1液など)に60~150メ良いのでガソリンタンカーなどに塗装される。塗膜は強いが適当な合成繊維類でFRP形態とすれば、さらに強化され、また耐摩耗性も向上する。各種反応槽硝酸貯槽酸化性酸用容器類、精製濃硝酸の輸送車の内面処理(三フ化点三フッ化-240℃四フッ化-250℃脆ッ化)発煙硫酸、濃塩酸を除いた無機酸、アルカリ、ハロゲン、溶剤に耐える。最低:-50℃連続耐熱三フッ化:160~180℃四フッ化:200~240℃最低:-40℃最高:150℃連続:120℃最高:80℃常時:50~60℃被膜はすぐれた耐油性を有引火性溶剤を使用するため、作業時の換気にし、耐薬品性も充分なる注意が必要。バルブ、ギャッシュのペントン粉末ー、ガスケットなどに応用される。を分散してスプレーする。最低:0℃最高:50℃化学工場機器価格低廉、硬化条件容フレームなどへ塗布して防易、仕上がり被膜は黒色。蝕するが開発されてから数年の歴史に10止まり、今後の研究、利用に期待。劣化防止の意味から70~80℃内外の貯槽。ハイパロンはトルオキシ、フェノール、ポリエチレンなどの配合ール、キシローにより、それぞれ特長最低:-50℃最高:100℃常時:-10~70℃のある塗膜を得る。溶剤には溶ける。ルなどの溶剤に溶かして応用され、電解槽などで鉛の電蝕防止に効果がある。形状が簡単なディスパージョン法は槽などの被覆に適す。小型部主としてフッ素樹脂のための開発から発達し品類のコーテた。フレームスプレーィング(建材など)高温域での使用不可。においては溶射後の分子量保持率が30~40%に低下する。ストレスクラックを発生しやすい。で、とくにクロム酸にすぐれているが、耐油性はネオプレンよりもはるかに悪い。耐オゾン性はネオプレンよりもすぐれている。耐摩耗、電気絶縁性も良好。耐酸、耐アルカリ性ともにすぐれているが、氷酢酸、ベンゾール類、あるいは四塩化炭素、二硫化炭素には侵される。高圧法(低密度)のものを用い、微粒子を基材にのせ、これをフイルム化せしめるが、正確な厚さの均一性を要する高精度のものには不向き。塩化ビニリデンとアクリロニトリル共重合物はケトン類に約15~20%に溶解して用いる。耐薬品性は硬質塩ビとほぼ同程度であるが、アルカリに対する抵抗が小。フッ素樹脂には四フッ化(テフロン)三フッ化(ダイフロン、Kel-F)があり、耐薬品性のすぐれていることは、すべての無機、有機薬品に耐える。摩擦係数も小さく、耐衝撃性、耐疲労性にすぐれている。耐薬品性は四フッ化がすぐれている。フッ素樹脂に次ぐ耐薬品性を有し、価格はその半分程度で、利用価値が高い。吸水性、寸法変化もほとんど無い。フッ素樹脂に比べコールドフローは少なく、クリープ変形も少なく、耐摩耗性良好。ポリエチレン同様に適当な溶剤がないので、ディスパージョン法による。ブタジエン80%、スチレン20%の共重合体、接着性、耐薬品性良、脂肪族、芳香族溶剤にて希釈できるので、たとえばwolfgunによりプロパンガス、圧縮空気利用で焼付ける。(PEのフレームスプレーに似ている)7-94主なる特徴耐老化性はネオプレンよりも大。高温で耐薬品性、使用限界温度最高:100℃常時:80℃用途備考濃硝酸、濃硫酸、クロム酸な配合剤の添加により種々の性質のものが得酸化性酸への抵抗性良好連続使用は熱どの酸化性酸られる利点あり。エポ施工法1.常温加硫(室温放置3~8日)2.加熱加硫ハイパロン(クロロスルフォン化ポリエチレン)E種類材料名1.ディスパージョン2.フレームスプレー法法3.流動浸漬法4.エンゲルプロセス5.静電塗装法粉状ポリエチレンTP1.常温硬化塩化ビニリデン樹脂(サラン)TP1.ディスパージョン法約250~290℃±5℃の温度調節が必要フッ素樹脂(三フッ化)(四フッ化)TP1.ディスパージョン法(約230℃×10~15’で加熱、溶融)1.直接火炎方式(150~200℃)ブトン樹脂TP塩素化ポリエーテル(ペントン)TP


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