工業材料シリーズ 技術資料

工業材料シリーズの技術資料となります。


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用途備考比較的薄い酸類、溶剤、アル電気絶縁性に優れている。施工の方法は不カリ貯槽、スチ飽和ポリエステルFRPの場合に準ずればよい。レンモノマーの貯槽(焼付)常温硬化のものは特に劣るので溶剤貯槽は必ず焼付方式によらねばならない。反応塔、遠心分離機、フロアー、道路などへの利用も多くコンクリートへの接着良好のためコンクリート貯槽などへのライニングも多い。溶剤と酸の混1度に数㎜の厚さをつ合液の貯槽、廃けると、成形物内部の液回収槽、酸洗槽など応用範縮合生成物が外部へ揮散しにくいため、内囲は広いが、特部が硬化不良になり別なプライマーを用いないやすい。このため膨れの発生がおき層間剥と接着性が悪離の原因となる。従っく、基材からの剥離もあり得てチョップドマットやロービングクロスる。このことはのような厚手の骨材フラン樹脂の発展を阻害した一つの原因ともいえよう。使用には問題があり、サーフェスマットや250g/m2程度のクロスが多用されている。使用限界温度1.常温硬化最高:80℃常時:65℃2.加熱硬化最低:-40℃最高:120℃常時連続:80℃1.常温硬化最高:80℃2.焼付法最低:-30℃最高:160℃常時連続:100~120℃であった分野にもその応用が可能である。主なる特徴硬化剤としてポリアミンやポリアミドを用い、硬化収縮は少なく強靱で、耐衝撃性、耐摩耗性が優れ金属、コンクリート、木材にも強く接着する。アルカリにも強く、多くの弱酸、塩に耐えるが、硫酸65%以上、塩酸20%以上では使用できない。FRPライニングとしては最も安定なもので、ブリックライニングの下地または表目地としても使用される。またエポキシ樹脂系によるフレークライニング可能。酸、アルカリ、塩類、有機溶剤に耐えることがこの樹脂の大きな特長。耐熱性はポリエステル、FRPより通常50℃高い温度で使用が可能。難燃性でもあるが、硬化性が悪く、かつ硬化収縮も大である。ポリエステルFRPでは適用が困難種類材料名施工法1.常温硬化法2.加熱硬化法エポキシ樹脂(FRPライニング)TS1.常温硬化2.加熱硬化フラン樹脂(FRPライニング)TS注)(1)種類欄のTPTSE:Thermoplastics:Thermosettingplastics:Elastomer熱可塑性樹脂熱硬化性樹脂エラストマー(2)使用限界温度は、薬品の種類、濃度および使用条件により異なり、一義的には決定しにくいが、本表においては、最適条件下で使用した場合の耐熱温度を記入した。(3)各項内容については、コーティングとライニング共通の問題もあるので、両者の照合によってそれぞれの諸条件を検討されたい。7-97


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