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断面の面取り仕上げや溶接部の開先加工などに適する。木工用のカンナ盤を使用して刃を薄く合わせ、木材のカンナ仕上げより更に薄く削るようにする。回転数は5000~6000rpm程度である。電気カンナは15000~16000rpm程度である。カンナ刃は3枚刃が普通でラセン形の刃は仕上げがきれいになるが研磨がむずかしい。シートの厚さを整える場合には、レベリングプレナーが用いられる。(2)ディスクサンダー曲線研削や面取りにはディスクサンダーを使用する。砥石は、融着、目づまりのないように目の粗いものが望ましく、網目状の砥石が融着、目づまりが少なく適している。回転数は、9000~12000rpm程度が適しているが、良好な外観が求められる場合には、回転数を落とす。融着が発生する場合には、冷却水を使用する。(3)ベルトサンダー、サンドペーパー1)手押しカンナ盤、電気カンナ(8-1-5.仕上げ加工第8章研削、研磨、仕上げにベルトサンダーを使用する。小さい部品を研磨するときはサンドペーパーを使う方が便利である。ベルトは#80~#120程度の布ペーパーを用い、ベルトスピードは700~1000m/min程度である。サンドペーパーは仕上げ程度により#60~#400を使い分ける。サンドペーパーを広面積に使用する場合には、蓄熱による肌荒れや目詰まりが発生しやすいため、耐水ペーパーを用いて、水に濡らしながら仕上げを行う。8-13