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Q3:加工部分の艶が消えるA3主に、カレンダープレス製法によって製板されたシートに見られ、加熱によって、シート表面の艶を失う現象。加工温度がシートへの艶付け温度を超えた場合に見られる。熱源温度を低くし、必要以上の加熱を避ける。Q4:線曲げを行った場合反りが発生するA4特に長尺ものの曲げ加工を行う際に問題となることが多い。反りの発生状況は曲げの形状、材質、板厚、加工方法によって異なる。原因は、部分的に加熱された曲げ部が、冷却時に収縮を起こす方向に作用する事によって歪みが生じ、反りとなって現れる。L字型の加工品(Lアングル)で有れば、立ち上がりの幅が狭いほど反りは大きくなりやすい。反りを完全に無くすことは困難であるが、反りと逆方向の歪みを加工時に与える工夫をすることによって、抑えることは可能である。①ヒーターに当たった加熱面を内側にして曲げる。②丸形ヒーターを弓なりに曲げて加工する③逆方向の反りを持った木型で押さえる④両面加熱を行う反りの発生状況ヒーターを弓なりに曲げる第8章8-23逆方向の反りを持った木型で押さえる