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6●構造式③ポリスチレンPolystyrene,PS●製造法●開発の歴史ポリスチレンは、1930年ごろまずドイツにおいて工業化され、次いで1937年ごろからアメリカでも工業生産が開始されたが、本格的な発展をみたのは第二次世界大戦後、すなわち1946年以降である。一方我が国では、ドイツ、アメリカに20年以上もおくれて1957年にようやく輸入モノマーによるポリスチレンの国産化が始まった。さらに2年後の1959年にスチレンモノマーの生産が開始され、その後、1960年にはポリスチレン発泡体、次いでその翌年にはAS樹脂の生産が次々に開始された。現在ではこれらのスチレン系樹脂はその生産量も非常に多く、代表的な熱可塑性樹脂の一つである。なお、ポリスチレンは別名スチロール樹脂とも呼ばれている。●特長1)透明性が高く、着色が自由。2)比重が小さい。ポリプロピレン、ポリエチレンに次ぐ。3)酸、アルカリ、塩類に対する抵抗性がすぐれる。4)流動性が良く、成形加工性にすぐれている。成形収縮が小さく寸法安定性がある。5)吸水性が小さい。●主な用途例1)電気工業用:テレビ、冷蔵庫、VTR、エアコン2)容器:飲料容器、台所用品、インスタントメン容器3)日用雑貨:玩具、文房具4)包装材:断熱材、発泡材CH2CHnCH2CH2+==CH3CH2-ベンゼンエチレンエチルベンゼンスチレンモノマー重合加熱+CH2CHnCH2CH