ポリカエース 技術資料

ポリカエースの技術資料となります。


>> P.82

826.ポリカエースの加工●機械加工をする上での主な留意点①融着、またはバリ、欠けなどを発生させないでください。②摩擦熱による内部歪を極力発生させないでください。③現場で切断する場合はハンドソー、ジグソー等が便利です。ポリカエースは、一般のプラスチックのように切断、穴あけ、切削などの機械加工、接着、折り曲げ、真空成形などの広範囲の加工ができます。加工にあたっては、不適切な条件で行ないますと、単に外観不良となるだけでなく、著しく強度が低下することもありますので十分注意してください。ここでは、切断、穴あけ、切削等機械加工をする上での加工機、条件留意点について示します。※表面硬度板やその他コート品については別途ご相談ください。1.切断加工目的加工機条件留意点直線曲線(直線)その他丸鋸●鋸刃:オリオンTC+20鋸径255mm、305mm刃数80回転数数3500〜6000rpm●標準切断高さ10〜20mm●チップに欠けがないこと。●送り速度に留意すること。早すぎると、欠ける。遅すぎると、融着する。●切断可能最大厚さは約30mm●電動シャーでは5mm厚まで切断できる。但し、用途によっては断面処理が必要。●3〜4山/cm迄の刃数が適当。●鋸刃:軽金属用幅6〜18mm刃数4〜8山/cm鋸厚1.5mm周速800〜1500m/min●鋸刃:プラスチック用刃数17〜38山/3cm●融着する場合はパラフィン等を塗布するか、または弊社のプラスチック切断補材「ローバン」を使用する。●刃の横振れを極力小さくするように刃押さえに留意する。●融着する場合はパラフィン等を塗布する。●10mm厚まで切断可能。●2.0mm厚位まで切断可能。●板厚の2/3以上の溝をつけること。●3.0mm厚位までが限度。シャーリング糸鋸帯鋸ジグソー押し切りケビキ※表面硬度板やその他コート品については別途ご相談ください。


<< | < | > | >>